作中の『カミサマ』とは、Articolato Rosatraum Waentbryda Sterwilfin White Mithra Oblige Saccade のプレイヤーのこと。
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書きたかったけど前後の無さすぎる小ネタ集。
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『カミサマ』がいる間が別に私達の冒険の全てではない。だから、たまにはこんなこともある。
「何しーてるーのー?」
「いや、まあ……流石に暇でな……」
「変なのーするとー、おこーる、よー?」
「得物がないから抵抗は出来ぬよ」
それーもそーだなー。
間延びした見張りの声、苦笑いを返すしかない。見張られているのは他ならぬ私である。
場所は定かではないが、コボルト族達の基地とみて間違いないだろう。クァールと別行動で新しい形状の弓のテストも兼ねて狩りを行っていたのだが……
視野外から投げ付けられた煙玉の煙をまともに吸い込んだ結果がこれである。幸い、武器は取られたがそのなかにレリック等の希少品はない。防具も知人手製の狩衣だからか私が件の冒険者であることにも気付かれていないようだ。
「それでー、なーにしてるーの?」
「木工細工、というべきかな。実用性の無い飾りだが作るのは意外と楽しいものでね」
不思議と、命の危険は抱かなかった。タイタンのテンパード、という話はあまり聞いたことがないが殺す意思が無いことは見てとれるからである。
それに……
低く、力強い唸り声が響く。
その声が怒気を含んでいるように感じて、私は少しばかり嬉しくなった。弓が作り直しなのは勿体無いが、命に代えられるものではない。にわかに騒がしくなる様相を耳で聞きながら、私は声をあげた。
「此処だ、クァール!」
悪いが、武器は弓だけではないのだよ。
*************************
「パーティ結成完了、と……お?」
同じ目的の冒険者を集め、半自動でパーティを組む。相手が見付かった事を示すアナウンスに応じて私は目的地へとテレポした。
その私が最初に見たものは……
「よろしく?」
「宜しくね」
「宜しくお願いしまっす!」
見上げる三組の瞳。
なんとまあ、組んだ仲間がまさかの全員ララフェルではないか。
「あ、ああ……宜しく頼む」
まるで緊張など無かったかのように感じ、少し気が抜ける私であった。
*************************
朝の人気の少ないリムサのエーテライト・プラザ。其処にテレポの余韻も程々に、奥の坂をかけ上がる影ひとつ。その影に寄り添う光ひとつ。
(まっず、今日は御指名あるのにこのたいたらく……!)
焼きたてのパンを口にくわえて、片手で支えてもぞもぞしながらもう片手は帽子を支え、金髪を風に任せたまま。
普段リムサには余り数の見られないしなやかな長身を持つエレゼンの女性の姿を、地元のルガディン達は不思議そうに見送った。
「マスター、おはよう御座いますわっ!」
「よう、やっと来たかこのお寝坊学者。序でに未だアーティファクトのまんまで視線集めてたぞ?」
「げぇっ……今着替えますっ!?」
未だ開店前のビスマルク。
そのギルドマスターと一人のエレゼンのギルド員の割と何時ものやり取り。紺の料理師衣装に着替える彼女を、仲間達は微笑ましく見つめていた。
彼女が料理人として雲の上になろうが、冒険者として英雄になろうが、変わらない。何時ものやり取り。
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『カミサマ』がいる間が別に私達の冒険の全てではない。だから、たまにはこんなこともある。
「何しーてるーのー?」
「いや、まあ……流石に暇でな……」
「変なのーするとー、おこーる、よー?」
「得物がないから抵抗は出来ぬよ」
それーもそーだなー。
間延びした見張りの声、苦笑いを返すしかない。見張られているのは他ならぬ私である。
場所は定かではないが、コボルト族達の基地とみて間違いないだろう。クァールと別行動で新しい形状の弓のテストも兼ねて狩りを行っていたのだが……
視野外から投げ付けられた煙玉の煙をまともに吸い込んだ結果がこれである。幸い、武器は取られたがそのなかにレリック等の希少品はない。防具も知人手製の狩衣だからか私が件の冒険者であることにも気付かれていないようだ。
「それでー、なーにしてるーの?」
「木工細工、というべきかな。実用性の無い飾りだが作るのは意外と楽しいものでね」
不思議と、命の危険は抱かなかった。タイタンのテンパード、という話はあまり聞いたことがないが殺す意思が無いことは見てとれるからである。
それに……
低く、力強い唸り声が響く。
その声が怒気を含んでいるように感じて、私は少しばかり嬉しくなった。弓が作り直しなのは勿体無いが、命に代えられるものではない。にわかに騒がしくなる様相を耳で聞きながら、私は声をあげた。
「此処だ、クァール!」
悪いが、武器は弓だけではないのだよ。
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「パーティ結成完了、と……お?」
同じ目的の冒険者を集め、半自動でパーティを組む。相手が見付かった事を示すアナウンスに応じて私は目的地へとテレポした。
その私が最初に見たものは……
「よろしく?」
「宜しくね」
「宜しくお願いしまっす!」
見上げる三組の瞳。
なんとまあ、組んだ仲間がまさかの全員ララフェルではないか。
「あ、ああ……宜しく頼む」
まるで緊張など無かったかのように感じ、少し気が抜ける私であった。
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朝の人気の少ないリムサのエーテライト・プラザ。其処にテレポの余韻も程々に、奥の坂をかけ上がる影ひとつ。その影に寄り添う光ひとつ。
(まっず、今日は御指名あるのにこのたいたらく……!)
焼きたてのパンを口にくわえて、片手で支えてもぞもぞしながらもう片手は帽子を支え、金髪を風に任せたまま。
普段リムサには余り数の見られないしなやかな長身を持つエレゼンの女性の姿を、地元のルガディン達は不思議そうに見送った。
「マスター、おはよう御座いますわっ!」
「よう、やっと来たかこのお寝坊学者。序でに未だアーティファクトのまんまで視線集めてたぞ?」
「げぇっ……今着替えますっ!?」
未だ開店前のビスマルク。
そのギルドマスターと一人のエレゼンのギルド員の割と何時ものやり取り。紺の料理師衣装に着替える彼女を、仲間達は微笑ましく見つめていた。
彼女が料理人として雲の上になろうが、冒険者として英雄になろうが、変わらない。何時ものやり取り。
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