作中の『カミサマ』とは、Articolato Rosatraum Waentbryda Sterwilfin White Mithra Oblige Saccade のプレイヤーのこと。
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ラノシアの夜は、風がとても冷えるの。熱を失い冷えた海を渡る、冷たい風がそのまま流れ込んでくるから。ただ其れが初夏の今にはとても心地よくて、よくこの仮宿の窓は開け放たれている。
夕闇の気配と、そんな夜のラノシアの風で目が覚めた。共に寝入ったミコッテは、未だ腕の中ですやすやと眠りについている。起こさないよう、そっと身を起こす。はらりと落ちた毛布の存在に、初めて自分達以外にこの家に帰宅している者がいることに気が付いた。
視線を奥に向ければ、確かに家族同然に暮らしている者達のうち、この上の階に寝泊まりしている二人の姿が見えた。他人の気配があっては眠れないルガディンの女性が、私の連れてきたミコッテを意識する事なく深い眠りについているようであるのは、少しばかり嬉しい事。
彼女にとって、それはこのミコッテを懐に入れても構わないと感じているという事で、自分が好きな相手が家族からも信頼されていると分かるのは嬉しいと思ったの。
エレゼンの方が嫉妬ぎみに悪戯をしてくることがちょっと怖いけれど、今から私達に出来る自衛は何もない。そっと今は苦笑いするに留めた。
ふわふわとしたミコッテの彼女の髪に触れる。緩やかなウェーブがかかりながらも、手櫛が引っ掛からないのは彼女がきちんと手入れをしている賜物なのでしょう。やがてくすぐったそうに身を揺らし、目を覚ます彼女に私は優しく微笑み掛けた。
後ろを示して、口許に人差し指を添える。驚きと、見られた恥ずかしさか顔を赤らめながらも頷く彼女がいとおしい。そっと二人で毛布の下から抜け出した。顔を見合せ二人で笑う。この暖かな時間にただただ感謝して。
談笑しながら降りる階段は、なんだかとっても短い気がした。夜はまだまだ此れからなのだけれども、彼女にも私にも家族はいるから、たまにの勢揃いの時くらいはと思うのです。彼女の父君を心配させたくもありません。
開かんとした仮宿の扉が独りでに開き、現れた白金の髪のエレゼンのナイトと、黒髪のララフェルの白魔道士に私は笑顔を、彼女は礼を返し、私は二人を迎え入れ、私達は彼女を見送るのでした。
そろそろ我が家の調理師を起こしましょうか、遅い夕食に致しましょう。
夕闇の気配と、そんな夜のラノシアの風で目が覚めた。共に寝入ったミコッテは、未だ腕の中ですやすやと眠りについている。起こさないよう、そっと身を起こす。はらりと落ちた毛布の存在に、初めて自分達以外にこの家に帰宅している者がいることに気が付いた。
視線を奥に向ければ、確かに家族同然に暮らしている者達のうち、この上の階に寝泊まりしている二人の姿が見えた。他人の気配があっては眠れないルガディンの女性が、私の連れてきたミコッテを意識する事なく深い眠りについているようであるのは、少しばかり嬉しい事。
彼女にとって、それはこのミコッテを懐に入れても構わないと感じているという事で、自分が好きな相手が家族からも信頼されていると分かるのは嬉しいと思ったの。
エレゼンの方が嫉妬ぎみに悪戯をしてくることがちょっと怖いけれど、今から私達に出来る自衛は何もない。そっと今は苦笑いするに留めた。
ふわふわとしたミコッテの彼女の髪に触れる。緩やかなウェーブがかかりながらも、手櫛が引っ掛からないのは彼女がきちんと手入れをしている賜物なのでしょう。やがてくすぐったそうに身を揺らし、目を覚ます彼女に私は優しく微笑み掛けた。
後ろを示して、口許に人差し指を添える。驚きと、見られた恥ずかしさか顔を赤らめながらも頷く彼女がいとおしい。そっと二人で毛布の下から抜け出した。顔を見合せ二人で笑う。この暖かな時間にただただ感謝して。
談笑しながら降りる階段は、なんだかとっても短い気がした。夜はまだまだ此れからなのだけれども、彼女にも私にも家族はいるから、たまにの勢揃いの時くらいはと思うのです。彼女の父君を心配させたくもありません。
開かんとした仮宿の扉が独りでに開き、現れた白金の髪のエレゼンのナイトと、黒髪のララフェルの白魔道士に私は笑顔を、彼女は礼を返し、私は二人を迎え入れ、私達は彼女を見送るのでした。
そろそろ我が家の調理師を起こしましょうか、遅い夕食に致しましょう。
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